なぜ東村山市が
それまで例のないロックイベント
ヤングライブフェス開催に予算を投じてくれたのか
たかが俺みたいな男の企画を受け入れてくれたのか
かなり長めになりますが
その一番はじめのルーツの頃から触れていきたいとおもいます
いやー
多分更新五回分ぐらい
つづく・・・・・・・
とかなりそうですが
おつきあいください
思えば四年前、沖縄の血をひいている事を知った後輩に沖縄料理屋 ちゅら ちゅら を たまたま紹介してもらい、シュウトに出会った事から 獅士楽の今に繋がる事は動き出すのですが この頃の俺といえば、まだ日雇いの現場仕事と 以前長くやっていた水道屋の仕事を掛け持ちしていて その日暮らしの毎日を過ごしていました
数ある理由がある中増えた借金も こんな暮らしをしていれば減るはずもなく 昼間かなり体力を使う仕事のストレスを その日の夜に酒屋で発散する始末・・・・・・ 齢 26にもなってこんな毎日を送っていたら
心に決めたロックスターなどという夢は 遙か彼方で まかりまちがっても叶うはずはなく
毎日の繰り返しに 憂鬱になる日々でした
そんな中 すこしでも音楽で金を稼げるようにならないと ダメだと 思った俺は 当時のバンド メンバーと共にたまたまバイト情報誌に記載されていた バンド演奏のバイト オーディションを受けることにしました 一回の演奏で一万円のギャラがでるらしく
「ちょっと遠いいけどこれしかねーなー ・・・・・みんなー経験としてやってみるかー」
てな感じで千葉県に間近の新小岩という場所に 当時の我がバンド
「HNGRY STUFF」
は向かいました
最初ギターの宮下と
「かなり遠いくね?」
とか話し始めて
「小岩ってどこだよーマジでさーこれ着くのかよー」
なんていいながら東村山から車でざっと二時間半
「オーディション受かっても通うの大変じゃね?やばくね?」
半端ねー遠いいよなぁ などと ドラムのカイキも含め話しながら
なんとか新小岩に到着
まず最初にみんなで思ったことは
「この街なんだか雰囲気やばくね?」
なんだか街の雰囲気がそれまで感じた事がない空気というか 東村山、久米川の何十倍も活気がある繁華街
そして一見そのスジの方と一発でわかるような人達が 至る所を怒号を吐きながら闊歩している感じ・・・ まさに
超昭和っぽいよねこの町!
戦後間もなくっぽいよこの町!
なんなんだよこの街がだすパワーみたいなものはー
とほんとに 新小岩についた瞬間感じました
ある意味こんな感覚を受けたのは初めてでした
なんだかいま振り返っても体がソワソワするぐらいの衝撃というか、それまで受けたことない違和感というか
いやーとにかく街に入った瞬間にそこまで感じさせるんだから相当な事でした
新宿やらの都心の繁華街とはいえまったく違う感じです
後に知ったのですが在日朝鮮人が多く住む街だった事がありました
在日朝鮮人のミニタウンみたいなところもあったので そういう事も何かこの町の独特の雰囲気に繋がっていたのかもしれません
話を戻しまして
「近くにきたら電話してくれ」
といわれていた俺は 代表の方に電話を入れました
んで 数分歩き
指定された場所へ着いたのですが、 なんだかそれらしきお店はありません ライブハウス的な感じじゃないのは分かっていたんだけど
クラブみたいな所かなぁ? キャバクラみたいなところか? ぐらいの考えは有ったのですが
そこで唯一看板が出ているのは そのどちらでもないような店でした
「なんだよー確かにこのビルのはずだよなぁ」
俺たちは佇んでいました
あきらかに指定された場所だしなぁ
なんか この看板の店であってほしくないしなぁ などと数分考えていましたが 予定の時間を過ぎてしまっています
「よし取りあえずこの看板の店に入ってみよう」
俺は多少不安にかられながらもその店のドアを叩いてみました
「はーい」
出てきたお兄さんはどうみてもホスト・・・・・・・・ すると間髪入れずに
「オーディションの方ですか?」
と聞かれ
えっ・・・・やっぱここかよ! ここなのかよー
あぱぱぱぱぱばばばーみたいな・・・・・
はいーはいはいはいはいー
みたいなー・・
そうです俺達がオーディションを受ける場所は
なんとホストの店だったのでした
メンバーみんなで
「まじでっ」
「ホストかよー そうなのかよー」
みたいな・・・・・・
オーディション前にやる気ねー やる気でなくね?みたいな・・・・・・・・・・
なんせホストなどという人間たちのイメージといえば
「女から金巻き上げる嫌なやつら」
「気持ち悪い髪型のきもい奴ら」
みたいなイメージしかなく
そういう友達なども周りにはいないし、奴らの実態も生態もわからんし
とにかく嫌なイメージしか有りませんでした
だから
その兄ちゃんが出てきた時はメンバー三人顔を見合わせ凹みましたが
せっかく
遠路はるばるこの町まで 来たんだから
ということもあり
俺達は足を前に進めるのでした
かなり広めのフロアーに小さめのステージが中央にあって 一目みて不完全な機材で
「これ出来るのかよー」
等とおもいながらも 演奏準備を始めた俺達は それぞれに不安を感じながら とりあえず 思いっきりやろうと心を胸に 準備を終えました
かなり豪快な割腹がいい感じの人と 店の代表の方、ミーティングで早めに集まっていた ホスト数人の前で
「はい 一曲目はじめて」
との 声とともに演奏を始め、それなりな感触を感じながら 終えると 割腹の宜し気な方に
「いいねー」
などと言って貰い、おっ、良かったの?とか思いながらしばらく聞いていると
「ボーカルの彼さぁ ラガーマンみたいでいいね!」
とか言われちゃって あはは 曲じゃないの?演奏とかの話は? 合格なの?駄目なの?もうこの際合格じゃなくてもいいよー どうなんですかー
とかドキドキしながら
待つこと数分
「二曲目出来る?」
と また割腹のいい方が訪ねてきたので
「はいっ」
とか 変な緊張感のなか かなり 勢いよく 言ってしまい
すかさず
割腹の良さ気な方が
「おっ返事がいいねー」
「何かラグビーとかやってたの?」
との質問
(やっぱ演奏とかの話じゃねーんだー あははは
それも何かってさー ラグビーに限定なの?そんなにラガーマンにみえるの?)
とか思いながら
おれは
「極真空手を少しやってました」
と答えると
「やっぱそうかー 何かやってる人かとおもったよー」
「ラガーマンにみえたけど・・・・」
と 一言
(ふう そんなにラグビーやってるふうにみえちゃうんだー俺ってば)
なんとなく 奇妙な褒められてる感 に襲われる始末
そんな中俺たちは
二曲目の演奏を始めるのでした
つづく
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